戦争が長期化して弾薬はさらに必要になったが、西側の生産能力は追いついていない。タイムズ紙によると、米国は1950年代の韓国戦争(朝鮮戦争)当時、戦時の需要を満たすために軍用弾薬工場86カ所を保有していたが、現在は5カ所にすぎない。欧州も1990年代の脱冷戦以降、軍需産業が縮小して弾薬生産量が減った。

米国は年初から弾薬生産量を倍以上に増やし、EUは6月、防衛産業業界へのEU基金支援を骨子とする「弾薬生産支援法」を推進するなど生産量を増やす努力をしている。しかしウクライナ軍の需要を満たすほどの成果は出せていないと、BBCは指摘した。また、最近は弾薬の価格が急騰し、より多くの費用をかかる状況であり、西側の支援余力に限界があるという見方も出ている。

◆ロシアの弾薬生産量は7倍多い

半面、ロシアは昨年半ばから一日に最大6万発の砲弾を使用するなど弾薬をかなり消耗しているが、依然としてウクライナより多くの弾薬を保有しているという。エストニアのクスティ・サム国防次官は「現在、ロシアの弾薬生産量は西側より7倍多いと推定される」と明らかにした。