喜劇的なのは、よく日本側が問題にするハル・ノートが最後通告だとアメリカ側は露ほども思っておらず戦後になって英国などから呆れられたことでようやく事態に気付いたということ

いわゆる無条件降伏も、「それ国そのものが無条件降伏するの?それとも軍隊のみが?」という点を突っ込まれるも「ともかく無条件降伏を示すことが大事。あとのことはそのとき決める(キリッ!」という見切り発車でルーズベルト大統領が決めるなど、わりとノリと勢いで決められていた
(ハル国務長官と官僚たちは「なにそれ聞いてない」と愕然とした模様)

のちに「無条件降伏したから日本政府は解体して軍政敷くでー」とトルーマン大統領がさっそくポツダム宣言の日本軍隊のみの無条件降伏という条項が占領できたのをいいことに無視しようとしてガチギレした日本政府側がGHQに怒鳴り込んで撤回されるあたり、当人たちもたぶん考えるな感じろ精神によって行動していたようである