ポンコツと違ってF-16は着々と進化
2023.11.27
F-16V向けの次世代EWシステム、2025年頃にVIPER SHIELDが登場予定
https://grandfleet.info/us-related/next-generation-ew-system-for-f-16v-viper-shield-scheduled-to-be-released-around-2025/
(抜粋)
ロッキード・マーティンは台湾からの投資を引き出してF-16 Block70/72(通称:VIPER=V仕様)を開発、
同機に採用されたAN/APG-83(通称:SABR)は「AN/APG-81に近い能力を持っている」と言われており、
米空軍関係者もSABRを採用したF-16C/D(Block40/42及びBlock50/52)のアップグレードについて
「AN/APG-68では1度に2つ以上の移動目標を追尾出来ず、敵が使用する巡航ミサイルの検出能力も0に等しかったかった」
と述べて「SABRへの換装でその辺りの問題が解消している」と示唆した。
(中略)
VIPER SHIELDはF-15EX向けのEPAWSSと同じようにAIと機械学習を応用した統合型EWシステムで、
予め収集された信号に基づいた警告や妨害にしか対応していない従来のEWシステムとは異なり、
未知の信号に対しても瞬時に解析を行い使用された無線周波数を特定、その情報を元に機上で再プログラムが可能な
デジタル無線周波数メモリ(DRFM)やデジタル周波数技術ジェネレーターを同時に駆使して広範囲に自機の位置や速度を
偽装した誤信号をばら撒きF-16を保護することができる。