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>分散揚陸については、複数島嶼を抑えられた場合はやらなきゃならないし

単一島嶼であっても、敵が先に上陸し展開している場合、敵の逆襲を分散させるべく分散上陸が行われています。

WW2太平洋でも、アンガウル程度の小さな島嶼(8km2)でも2箇所から上陸。
ペリリュー(13km2)でも大きく2箇所(細かくは5箇所)から上陸。

この分散上陸は敵逆襲の分散以外にも、短時間での上陸兵力の最大化の意味もあります。
1箇所へ一度に上陸する戦力は、上陸地域の面積という物理的な制約を受けます。
従って反復上陸よりも、複数個所同時上陸の方が初動上陸戦力の最大化が可能です。

上陸直後が一番の弱点ですので、それをなんとかする為には、やれることはやらないと。

敵が居ないような、事前配備の上陸ではそこまではする必要性も薄いのですが、
奪還上陸では上陸完了するまで敵が黙ってみていてくれる訳ではないので。

フォークランドでも、侵攻ア軍はスタンレー主攻と、空港への退路を塞ぐ部隊、
奪還英軍はサンカルロス湾内進入路の先遣確保+湾内左右に分散(片方だと背後から撃たれる)
ともに複数個所の上陸を実施しています。