ウクライナ、23年の汚職対策進展わずか 国際NGO調査:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR298W00Z20C24A1000000/

公共部門の汚職を調査する非政府組織(NGO)、トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)は30日、2023年の世界各国の腐敗度ランキングの調査を発表した。早期の欧州連合(EU)加盟に向けて汚職対策を急ぐウクライナは180カ国・地域中104位で、前年の116位からわずかな改善にとどまった。

ウクライナへの巨額支援の継続に慎重姿勢を取る欧米の政治勢力は「汚職によって資金が無駄になっている」と批判してきた。今回のランキングで大きな改善がみられなかったことで、米議会やEU内のウクライナ支援の論議にも影響を及ぼす可能性がある。
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それによると旧ソ連の崩壊後から「汚職大国」として知られてきたウクライナの23年の指数はセルビアやブラジル、アルジェリアと同じ36で、前年の33から3ポイントの改善にとどまった。