ニュージランド海軍、全9隻の内、補給艦アオテアロアを除く8隻が2030年中頃までに退役するが、複数の異なるデザインの艦艇を維持・運用し、乗員を訓練することが困難になりつつあることから、将来の艦隊戦力構成や乗員の確保方法、運用コンセプト、新技術の適用、環境対策、組織構造の簡素化、民間活力の導入など広範に渡る内容のRFIを出した模様。

https://www.navalnews.com/event-news/indo-pacific-2023/2023/10/new-zealand-contemplates-how-to-best-manage-a-small-fleet-of-ships/

・アンザック級2隻:2030年代中頃に退役
・オタゴ級哨戒艦2隻:2030年代初頭に退役
・カンタベリー級多目的輸送艦:2035年に退役。後継艦2隻で代替を検討中(1番艦は2029年、2番艦は2035年就役予定)
・ロトイティ級哨戒艇2隻:代替予定だった南洋哨戒艦がキャンセルに。
・HMNZSマナワヌイ(支援艦):2019年就役だが、元は2003年進水の民間船なので老朽化が進む。

資金不足と人員不足から、無人化や戦力規模・構成の見直しに舵を切ったニュージーランド海軍ですが、このままだと冗談抜きで専任の水上戦闘艦全廃とかやりかねない感じですね。