>>112
ウクライナ側の見通しが暗いのはいわゆる長期戦が不利という定説から来ている
早期決着
早期大戦果
早期領土奪還
早期停戦
これが7月のNATO首脳会議までの課題とされていた攻勢

なぜ長期戦が不利なのか?
それは在庫支援に頼っていたこれまでから、今後は新規製造支援になるので、先細りにならざるを得ない点
人員的に動員力が欠乏し厳しい点
加えて、一番の問題はロシア側に余力が有る点
前々から指摘されているように来年の大統領選挙まではプーチンは動員をしないとされている
逆を言えば、その先は「動員が確約」されているような状況で、大統領選挙後の動員により来年の夏から秋にかけては
ロシアの攻勢は間違いなく行われるだろう
太平洋戦争に例えるなら
来年は米海軍の主力空母が15隻投入されてくる、来年はB29が実戦投入されてくる
のが解っている状況下で、では我々はどう戦うのか?
つまり「今」しか攻勢の機会はなく、最初で最後とされていたのはこのため
ウクライナの立場からすると非常に苦しい
8月にNATO高官が領土割譲で停戦案をぶちあげたのも、この暗い見通しが有るため
長期戦になればなるほど、どんどん不利になる