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出典 アルジャジーラ

イスラム教徒の移民を塹壕に押し込むもう一つの方法は、中央アジア人の市民権を否定することであった。

権利擁護活動家タチアナ・コトリャル氏によると、母親がロシア人であるタジキスタン人男性からの申請を移住当局が拒否したケースもあったという。

男性は5人の子供の父親なので徴兵はできないが、最初に入隊するように言われたという。

別のケースでは、妻と子供がロシア国籍のウズベキスタン人男性が、「(軍事)契約と特別軍事作戦への参加がなければ、市民権の申請すら受け付けない」と言われたとコトリャル氏は語った。

また、モスクワから南に約200キロ(124マイル)離れた人口100万人以上の地域であるカルーガでは、
外国人労働者はここ数カ月間、入隊しない限り市民権申請を提出することが禁止されているとコトリャル氏は述べた。

また、たとえ移民がすでにロシアのパスポートを持っていたとしても、最近採択された法律により、当局はそれを簡単に取り上げることができるようになった。

ロシアの最高捜査官アレクサンドル・バストリキン氏は10月中旬の軍事会議で、「ロシア国民でありながら軍務を遂行する準備ができていない場合、そのような人物から市民権を剥奪する決定を下すべきだ」と語った。

バストリキン氏は以前、移民には「受け入れ国を守る憲法上の義務」があり、彼らの入隊は「優先事項」であるべきだと述べた。

サンクトペテルブルクに拠点を置く移民専門家で人類学者のセルゲイ・アバシン氏は、イスラム系移民はロシアで最も弱い立場にある人々の一つだと述べた。

「(ロシアの)法律の設計自体が、完全に『クリーンな』文書を用意することを不可能にしている」と同氏は述べた。