>>697 >702
ロシア軍の行動を理解する上で肝心なのは
2月24日のプーチンの声明に沿ってるってのを確認すること
つまりロシアはウクライナの都市を占拠できないんだが、
各都市の軍備を破壊しなきゃいけないという困難な任務が与えられてた事になる

この任務では要するに
「市内には入るがすぐに出ていき郊外でキャンプを構える」
「本格的な防御陣地、防衛拠点は構築できない」
「独立国のDPR、LPR、市長らが市を明け渡したザポロージェ、ヘルソンの(本来の)領土内では制限がない」
という縛りの中で、
何とか最善の戦術を選ぶ必要があった
(ちなみに西側は「市を占拠する横暴なロシア兵」や「毒入りパイで彼らを殺害する少女の英雄」をプロパガンダしてたけど、
これらは例によって捏造)

すると消去法で選べる戦略は「主要都市の包囲」になる
包囲なら防衛拠点無しも郊外キャンプも関係なく有利を取れる上に、
都市内に軍備が集中するから逆包囲される可能性も一番低い

イジュー厶撤退もそこはまだ電撃戦を防げる防衛線を構築できない領土だから、
構築してたLPR領土内(クレメンナヤ)まで引く必要があった
クラスニーリマンでない理由は、この時点では空爆頼みで
機能しにくい森林地帯の戦いを避けたから
勿論イジューム自体がロシアからみて「攻めるに難く守るに不便」な
立地である事も影響してたけど、ハリコフ方面が反転攻勢以前から
撤退を進めてたのは前提条件の影響がすこぶる大きかった