2023年10月31日、韓国・SBSは「韓国型超音速戦闘機KF-21の事業妥当性評価で、初回の生産量を当初の計画の半分に減らすべきだとの
暫定的結論が出た」と伝え、「こうなれば戦闘機の価格が上がり、輸出の道が閉ざされる可能性がある」と懸念を示した。

記事によると、KF-21は老朽機種F‐4、F‐5に替わる次世代戦闘機で、26~28年に初回分40機を生産し、32年までに80機を追加生産して
空軍に計120機を配備する計画だった。
ところが30日に開かれた空軍や防衛産業庁が参加する討論会で、初回分を40機から20機に減らすべきだとする韓国国防研究院の事業
妥当性調査の暫定的結論が共有されたという。

韓国国防研究院の事業妥当性調査は、予算確保のために必須の最終手続きで、国防研究院長の決裁を得れば確定する。

初回分減縮の理由としては、KF-21事業の成功の可能性に対する不確実性が挙げられたという。

7月に防衛産業庁が作成した資料によると、初回分40機基準で1機当たりの価格は880億ウォン(約97億6000万円)台と予想されていたが、
量が半分に減った場合、1機当たりの価格は1000億ウォン台にまで上がる見通しだという。

KF-21より半世代リードする米国の第5世代ステルス戦闘機F-35Aは、注文量の多さによりコストを削減する「規模の経済」により1機当たり
7000万ドル(約946億ウォン=約105億円)以下に価格を下げたという。
(レコードチャイナ 10/31)
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やはりタイフーンで言えばトランシェ1どころかトランシェ0と言うべき完成度の低い機体を一度に40機も発注するのは無理筋だったとかね。

実際ソースコードちゃんと書けていなければ、ごく基本的な空対空ミッションさえこなせるか怪しいし、最悪第1バッチ40機が丸ごと産廃に
なりかねんのだから。