「我が主砲をもって敵主力との射程差を利用し、遠大距離より先制射撃を実施し、
 敵の射撃開始に先立って大打撃を与えることは戦勝の一大秘訣」

とされたのは事実だけども、これをずっとやるわけじゃなくて、最終的に2万m付近まで接近して
とどめを刺すという思想だったんだが、上記の部分だけがピックアップされて誤解が広まった。
海軍砲術史においても、こういう誤解が広まった事に対する反省を述べてる部分がある。


1・敵戦艦射程外から射撃を開始しつつ接近(先制のアウトレンジ)
2・3万mで敵戦艦が発砲を開始したら急速接近
3・1万9千m以内に接近し敵を殲滅

というのが本当の方針。
相手より遠距離から発砲して先に命中弾を与え、損傷させておいたら、その後の中距離での殴り合いも
有利に展開するんじゃね?っていうのを狙ったって事