11/07 BSフジプライムニュース
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・ゼレンスキーは政治の立場で反転攻勢は上手く行っているという理屈で欧米からの軍事支援を求める役割
・一方でザルジニーは軍のトップ、これまでここまで率直な見解(エコノミスト誌の発言)は見られなかった
・二人の役割は違うわけだが、キエフ政権内部で政治と軍事の「何らかの溝」があるのではないか
・エコノミスト誌からはそう感じ取れる
・ザルジニーは戦況が膠着していることを率直に認めてる
・その上で、今後長期戦になった場合はロシアに有利になると
・今後ウクライナ軍が主導権を維持するには5つの課題が有ると提示している
・問題は、なぜここまで率直にこの現状を吐露したのかと
・10月に入って戦況が動かず、反転攻勢も本来4ヶ月でクリミア到達予定だったのが5ヶ月で17kmしか進めなかったと
・それを認めて、作戦の仕切り直し、戦力の立て直しが必要だと、軍事的な立て直しが必要だとハッキリ述べている
・この発言を受けてもゼレンスキーからすると「手詰まりではない」と発言、結果両者の認識の違いが浮き彫りに
・ゼレンスキーは苦しい立場に追い込まれてる
・加えて、ウクライナ軍との関係では徴兵を巡る汚職の問題で国防大臣も交代、徴兵の担当部署もみんな交代
・キエフ政権内部のギクシャク感が要因としてある
・ザルジニーは軍事のプロとして、現状の戦況を認めてる
・ゼレンスキーの発言はよくわからないがつまり「手詰まりなんて言って諦めてる場合じゃねーんだ」という精神論
・大統領の立場としては「作戦が上手く行ってません手詰まり」とは言えない
・二人の発言は位相が違うだけで、ゼレンスキーがザルジニー発言を全否定しているわけではない
・一方で、軍と政権との緊張関係が一定程度有るのはその通り
・今年頭まで大統領府補佐官だったアレストビッチが最近猛烈にゼレンスキー批判をやってる
・とにかく自分と違う意見を聞かない、ゼレンスキーは独裁者だと
・私がギョッとしたのは、アレストビッチはヒトラーの名前まで出してゼレンスキーを批判してる
・ユダヤ人のゼレンスキーをヒトラーに擬えるってのは最大級の侮辱で、元部下からそこまで批判が出てきている
・2年近く戦争続けて政権内部で相当の軋轢があったんだろうと