<堤伸輔>
・ザルジニーの膠着状態は英語でチェス用語
・お互いの持ち駒が少なくなって盤上に駒がなくなっていく状態
・有利だと入っていないが、決して不利だとも言っていない、だから膠着
・彼が強調しているのは、お互いにテクノロジーのレベルが同じところに来てしまっていて
・新しいテクノロジーがないと、この膠着を打破できないと
・長期戦になると我々は勝てないと
・彼が言ってることは、何が自分たちに足りないのかを本質的にアプールしてる
・グーグルのエリック・シュミットと話した例を出して「ドローンが重要」といっている
・例えば自分のドローンだけを飛ばせて、相手のドローンだけを無力化できる技術とか
・そうしたときに、大きな戦局の転換ができると
・もうF-16でもないよりマシだが、来たところで戦局は変えられないと言っている
・なぜかと云うと、その間ロシアもどんどん防空システムを整えてしまうから
・拮抗してしまってからF-16が来ても役に立たない


<渡部悦和>
・戦いの全局を見ると、ロシア軍からの攻撃も膠着状態に有る
・この戦争において明らかになったのは攻撃する側が非常に不利な戦い
・防御する側が圧倒的に有利な戦い
・ザポリージャ方面でウクライナ軍が思ったように行っていないのは明らか
・その原因として、攻撃側の宿命が有る
・ザルジニーが指摘してるように、現在の戦場は攻撃側の状況は防御側に丸わかり
・ドローンで上から全部見られてる状況で、守備側はその情報から的確に火力で迅速に破壊していく
・これがこの戦争の本質
・もう一点は、ロシアの地雷原が史上最高に厄介なものである点
・最後の一点は、このザポリージャ方面に対する戦力の集中が足りなかった点
・ザポリージャ方面に8個くらいの旅団、アウディイウカにも8個、バフムトにも8個くらいの旅団がいる
・ウクライナ軍の習性としてバフムトを中心とした東部戦線を重視してる
・本来なら南部戦線を主作戦としてやるべきだが、戦力が分散して中途半端