豪政府は海軍の水上艦戦力構成の見直しを行っており(公表は2024年予定)、特にハンター級の補完として二線級の水上戦闘艦艇を導入すると見込まれていることから各社が売り込みをかけている模様。

ナヴァンティア社
小型案(タスマン級)
・サウジアラビア向けavante級派生型
・全長106.9メートル、幅15.35メートル、排水量は最大3600トン
・VLS16セル、57mm級主砲、三連装短魚雷発射管2基、CIWS、RWS2基、CEAFARレーダー搭載

中型案(アルファ5000型)
・全長121メートル、幅16メートル、排水量4550トン、VLS32セル(艦首部16セル、艦中央部16セル)、76mm級主砲、三連装短魚雷発射管2基、CIWS、CEAFARレーダー搭載、ヘリ甲板下にミッションベイ有り(対潜戦、機雷戦に対応)

大型案
フライト2:オーストラリア版F110型フリゲート

フライト3:ホバート級ベースの新型駆逐艦
・全長165メートル、幅21メートル、排水量10200トン
・VLS128セル(艦首部64セル、艦中央部64セル)、127mm主砲、CIWS2基、CEAFARレーダー搭載、レーザー兵器の搭載余地確保、ヘリ甲板下及びヘリ甲板横に無人機区画有り

ギブス・アンド・コックス社
オーストラリア軽フリゲート(台湾向け2500トン級フリゲート派生型)
・米海軍コンステレーション級ベース、CODLAG推進
・排水量約3500トン、VLS32セル(ストライク型16セル、タクティカル型16セル)、主砲なし、4連装NSM発射器6基、CIWS若しくはseaRAM、CEAFARレーダー搭載

https://www.navalnews.com/event-news/indo-pacific-2023/2023/11/navantia-shows-tasman-corvette-and-destroyer-aimed-at-ran/

https://www.navalnews.com/event-news/indo-pacific-2023/2023/11/gibbs-and-cox-unveil-australian-light-frigate/

ハンター級で迷走する豪海軍に集るハイエナ共です。
主砲なしや対艦ミサイル24発はちょっとラディカル過ぎなような気がしますが。
日本のもがみ型後継とかがマッチしてそうですね。