神戸大のマキノさんによると富岳の問題点は以下の通り

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使う側から見ると、富岳は正直なところ非常に手強いです。要するに性能がでません。

・演算器、1次キャッシュ、2次キャッシュのレイテンシが非常に大きい。 Skylake Xeon の 2-3倍ある。
・それにも関わらず Out-of-Order 実行の資源は半分程度しかない。
・それにも関わらず浮動小数点演算のアーキテクチャレジスタは32しかない。
・さらに、1次キャッシュ、2次キャッシュのバンド幅も Skylake Xeon の 半分程度である
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マキノさん自身はポスト富岳にGPU主体の提案をするが
CPUオンリー機のままでもかまわんと言ってます。
大まかにいえば、国産2Nプロセス(ラピダス)でRISC-Vでメニーコアという
誰もが予想できるスパコンになりそうです。
国産スパコンは、Sparc(京)→Arm(富岳)→RISC-V(ポスト富岳) と毎回アーキテクチャが変わってます
AMD EPYCでもいいじゃないか、とかそんなのでもなく、このようなスパコンCPUから開発するというのは
CPU設計の人材を維持するために必要なのです。
今度こそはスパコン用CPUの商用展開ができるといいですね