ウクライナ紛争で大幅遅延? ロシア最新ステルス戦闘機Su-75「チェックメイト」ようやく製造か (乗り物ニュース 11/16)

ロシアのデニス・マントゥロフ産業貿易大臣は2023年11月13日、同国の最新ステルス戦闘機Su-75について、2025年に試作初号機を製造する
計画であることを公言しました。

マントゥロフ産業貿易大臣は「今日、同機の設計文書は製造工場に移され、最初のサンプル生産の準備が始まりました」と述べています。
また、これに関連してロシア外務省は、開発元のユナイテッドエアクラフトコーポレーション(UAC)が同戦闘機の生産を始めるための準備に
入ったとも発表しています。

Su-75は、航空自衛隊も導入を進める米国ロッキード社製のF-35「ライトニングII」戦闘機などと同じく第5世代戦闘機に分類される軍用機で、
「チェックメイト」の愛称が付けられています。
 
優れたステルス性や高い飛行性能だけでなく、人工知能がパイロットの操作をサポートするほか、革新的な技術が数多く盛り込まれているそうです。

初公開は2021年7月、ロシアの首都モスクワで開催された航空ショーMAKS2021の会場で、詳細なスペックはいまだ不明なままの
「謎多き戦闘機」でもあります。
 
なお、当初は2024年から生産を開始する計画でしたが、ウクライナ紛争などの影響からいまだ初飛行すらしていません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f256ebbee3f4599f513a89aec02b742aa4a4a1e

そもそも兄貴分のSu-57にしてからが、この5年間開発は停滞して絶好の実戦デビューの場になるはずだったウクライナでも、遠方から
対地ミサイルを申し訳程度に打ち込むだけがお仕事のしょっぱい機体のまま。

これではチェックメイトをあらゆる意味でSu-57に劣る簡易劣化戦闘機として作るのならまだしも、セールス文句通りの様々な新機軸を盛り込んだ
真の第5世代ステルス戦闘機として量産/戦力化するのなら、日本のF-3よりも遥かに開発スケジュールが遅延しそう。
それ以前に水子と化す可能性が大ですが。