ウクライナ総司令官「戦況は膠着」発言の真意、大統領と軍トップとの見解の相違はない
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6f2445f30d23db61931ad8b42c623344b79f7ee?page=3
 その結果、重要な決定がなされたもようだ。膠着状態に陥る前に、ロシア軍に対し2023年11月以降の冬季に新たな大規模な攻勢を掛けるという戦略がひそかに採用された、と軍事筋は証言する。

 その冬季攻勢の内容について、前述の軍事筋は以下のように明らかにした。

 ①ロシアが占領し続けている南部クリミア半島への軍事的圧力を高めるため、南部ヘルソン州との州境までウクライナ部隊が南下する、②黒海艦隊を含め、クリミア半島への攻撃をさらに拡大し、本格化させる、③苦戦が伝えられている南部ザポリージャ州でも要衝トクマクやメリトポリ方面への攻撃を強める、である。

 ①の南下作戦はすでに11月上旬に始まった。海兵隊と保安局部隊などの合同部隊が、ヘルソン州のドニエプル川西岸からロシアが実効支配する東岸へと渡河作戦を実施。装甲車両も運び入れた。11月17日には、複数の出撃拠点を確保したと発表した。

 ちなみに、ゼレンスキー大統領は11月初め、特殊作戦軍のホレンコ司令官を解任したが、この理由はホレンコ氏がこの南下作戦の実施に消極的だったと軍事筋は明らかにした。

 ②の今後のクリミア攻撃は、従来以上に大規模かつ、作戦範囲を広げたものになりそうだ。