宗教の専門家でもなんでもないけど、宗教には、人が自ら道を切り開くという自力救済と、自らの無力を自覚して神に身を委ねるという他力救済があって、もともと一神教は他力の要素が強いんだと思う。
とはいえキリスト教もユダヤ教も、内部に自力と他力の両側面を抱えてる。
例えば、免罪符を買うのは自力の考え方(自分の行いが救済に影響する)だし、賛美歌「などかは下ろさぬ負える重荷を」は他力の考え方。ユダヤ教にも、神の予言に従って約束の地を勝ち取るんだという自力の考え方と、聖書には神が与えると書いてあるんだからそこに人間が関与してはいけないという他力の考え方がある。ユダヤ教正統派とされるのは後者だと理解してるんだけど、自信はない。
イスラム教のことは全くわからないけど、おそらく内部にいろいろな考え方があって、一枚岩ではないんじゃないかな。