照月がカッシングを撃沈したという自己申告は、米側資料をみると実情が分かる

戦史叢書には
「(照月の所属していた)第十戦隊の戦闘については資料が少ないが、照月が駆逐艦1隻轟沈、1隻大破、その他全部に命中弾を与えた旨を報じた」
と書いていあるのみ

被害の実情は、当然のことだが攻撃側よりも被害側の記録の方がはるかに信憑性が高い
O’HaraのThe US navy against the axisには第一夜戦の駆逐艦損害が詳しく書いてある

ここで、カッシングには比叡6インチ副砲、雪風12.7センチ砲、長良14センチ主砲が当たってることが記録されており、照月は出てこない
大乱戦だから照月が一発も当たってないとは言ってないが、カッシングの沈没には寄与していない