世界各地でハマス暗殺作戦計画 イスラエル、ガザ戦闘後に―米紙 2023年12月02日05時44分

 【エルサレム時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は1日、
イスラエル情報機関がネタニヤフ首相の指示で、パレスチナ自治区ガザでの戦闘終息後に
イスラム組織ハマス幹部を世界各地で暗殺する計画を準備していると伝えた。
ハマス幹部は事務所を構えるカタールやレバノンなどで、一定の保護下で活動している。
こうした国々で許可を得ずに殺害目的で工作に従事するのは、国際法違反との指摘がある。

 同紙によると、立案作業は10月7日のハマス奇襲直後に始まった。
イスラエル当局者は、ハマスの最高指導者ハニヤ氏や前最高指導者マシャル氏が、
事務所で奇襲を報じるニュースに見入って歓喜する動画に激怒。暗殺作戦の即時実行を訴える声もあったが、
カタールによる人質解放交渉への悪影響を懸念し、当面は計画準備にとどめているという。

 ネタニヤフ氏は11月下旬の記者会見で、対外情報機関モサドに
「ハマス幹部がどこにいようと狙うよう指示した」と発言。ハマス壊滅作戦をガザ以外へ広げる可能性を示唆した。
ただ、モサドのハレビ元長官は同紙に「この世からハマスの全指導者を排除しようとするのは、
戦略目標の達成ではなく、復讐(ふくしゅう)を果たしたいという願望だ」と懐疑的な見方を示した。
jiji.com/jc/article?k=2023120200160


イスラエル、カタールにいる人質交渉チームに帰国命令 交渉停滞で 2023年12月2日 22時57分

 イスラエルの諜報(ちょうほう)機関モサドの責任者は、イスラム組織ハマスなどとの交渉のために
カタールに滞在しているチームに対し、人質解放交渉をやめて本国へと帰還するよう命じた。
イスラエルの有力紙ハアレツが2日に報じた。(以下略)
asahi.com/articles/ASRD27JQ7RD2UHBI01V.html