外信コラム 税や物価よりも偽情報に不安
産経 12/17(日) 20:00配信

日本漢字能力検定協会が今年の漢字を「税」とし、岸田文雄首相が自身の考える今年の漢字に「克」を選んだという。
首相は「物価高に打ち克(か)つ、デフレを克服する」思いだと聞き、改めて米国との違いを感じた。

日本も米国も物価高や税は国民の関心事だが、日本の方が市民の不満が強いように感じられる。
先日、日本から来た知人に和食店の焼きそばが2800円だと伝えると驚き、「日本の物価高は大したことないな」と苦笑していた。
日本では給料が上がらず「豊かさを感じられない」という。

米国も昨年半ばの消費者物価指数が前年同月比9・1%上昇となるなど深刻な物価高に直面する。
だが、私が話を聞く限り、人々は「飲食費が高すぎる」と文句を言いつつ、楽観的に諦めている印象を受ける。

ワシントンという富が集中する大都市のため地方の声とは異なるだろうが、日本ほどの不満は伝わってこない。
ある米金融関係者は、米国では給料が上がっているが、「日本は長いデフレで不満が増幅しているのでは」と分析していた。

米国の出版社メリアム・ウェブスターが選んだ今年の言葉は「正真正銘の」などの意味を持つ「オーセンティック」。
税や物価よりも人工知能(AI)の発達で広がる偽情報への不安が勝っているようだ。(坂本一之)
https://news.yahoo.co.jp/articles/82f227ad86b2caf4891162bb61f203c0c1786973

ワシントンでは焼きそば一杯に2800円とか暴力バー並み。

それにしてもアメリカのインフレ率9%って日本の何倍だコレ?
その分給料も上げているにしても、ドル高に加えて人件費も爆上げだとアメリカの輸出産業大丈夫なのかよと。