政府、防衛装備移転三原則と運用指針改定 米国にパトリオット輸出へ
産経新聞 12/22(金) 18:45配信

政府は22日の臨時閣議と国家安全保障会議(NSC)で、防衛装備品の輸出ルールを定めた「防衛装備移転三原則」と運用指針の改定を決定した。
外国企業などのライセンスを使用して国内生産する装備品のライセンス元国や第三国への輸出を解禁する。
指針改定に合わせて米国企業のライセンスに基づき生産している地対空誘導弾パトリオットを米国に輸出することをNSCで決めた。

ライセンス生産品は、米国ライセンスの部品のみ輸出可能だったが、米国以外も含め部品、完成品の輸出を認める。
殺傷能力のある武器は、ライセンス元国が第三国へ輸出する場合、戦闘が行われている国は除く。

自衛隊法で移転できない「武器」に部品は含まないと定義し、安全保障面での協力関係がある国に移転可能とした。
ウクライナに限定していた殺傷能力のない装備の移転は、国際法に違反する侵略や威嚇を受けている国に対象を拡大した。

国際共同開発する装備品の部品や技術を共同開発国以外の第三国に移転できるようにした。
日英伊3カ国が共同開発する次期戦闘機など完成品の第三国輸出解禁は、与党協議が結論を持ち越したため見送った。

指針で輸出を容認する「救難」などの5類型は、業務実施や自己防護のためなら殺傷能力のある武器を搭載していても輸出可能であることを明確化した。
類型自体の見直しは議論を継続する。

米国へのパトリオット輸出は、指針改定を踏まえた初の事例となる。
ウクライナ支援などで在庫が不足する米国の要請に応じ、自衛隊が保有する装備を有償で供給する。
防衛省によると旧型のPAC2が中心となる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6b3c9aede201e8c5b49a3891158921f221bb6af

自衛隊にしてもペトリのミサイルの在庫には余り余裕はないだろうから、それほど大量の輸出にはならんでしょうが。
多くても数百発ぐらい??