ウクライナ軍、南部でSu-34爆撃機3機を連続撃墜 ロシア空軍に最悪級の損害
Forbes JAPAN 12/25(月) 8:00配信

ウクライナ空軍は22日、南部のヘルソン州で、ミサイルによる待ち伏せ攻撃でロシア空軍のスホーイSu-34戦闘爆撃機3機を撃墜した。
ロシアがウクライナで拡大して22カ月目になる戦争で、ロシア空軍にとって1日では最悪の部類に入る損害だ。

「ロシア軍の爆撃機、マイナス3」──。ウクライナ空軍のミコラ・オレシチュク司令官はフェイスブックで戦果を軽妙に報告した。
(中略)
ウクライナ側は効果的な電子戦によって、クリンキ上空で局所的な航空優勢を少なくとも短期間は確保し、ロシア側のドローンを飛べなくした。
しかし、地域全体では依然としてロシア軍が制空権を握ってきた。
ロシア空軍のSu-34は連日出撃し、クリンキの橋頭堡へ向けて40kmほど離れた地点から衛星誘導の滑空誘導爆弾を投下してきた。

重いものでは1tを超える滑空誘導爆弾は予告なしに殺害する。
「命中すれば(即死して)何も感じないとわかっているので、いちばん怖くない」。
オレクサンドルというウクライナ兵は地元メディアのキーウ・インディペンデントにそう語っている。

3機の撃墜に関して、ウクライナ国家安全保障国防会議のオレクシー・ダニロウ書記は地元ラジオの取材に、滑空爆弾を搭載するスホーイを
仕留めるため「長い時間」をかけて準備してきたと明かしている。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/59f5194b94bfd2735bd72b43c7629936e8c8686d

最近のロシア軍はSu-34と長距離滑空誘導爆弾の組み合わせで損害を大きく減らし、ウクライナ軍の防空コンプレックスの射程外から安全に
ウクライナ軍部隊を連日に渡り痛打してきたらしい。

その必勝パターンが突然崩れ、貴重なSu-34を一日に3機も失った事でロシア軍上層部は大慌て。
Su-34と滑空爆弾の組み合わせが機能し無くなれば、ロシア空軍の対地攻撃が一挙に弱体化してしまうのだから。