ワーテルローの戦いを調べていて、よく分からなかったんですが

ミシェル・ネイは敵軍中央が撤退姿勢を見せた(これは負傷者を後送するための動きで、間違いだった)
騎兵のみをもって中央突破をしようと機動したけれども、敵軍は方陣を並べて抵抗して
ネイの騎兵はそれを破ることができなかった

というような説明が多くて
映画ワーテルローでもそんな描写がありましたが

https://www.youtube.com/watch?v=97dBfdNrf9A

そもそも方陣っていうのは、市松模様のように◇◇◇と繋がっているわけじゃなくて
バラけているわけで、上記に記した映画は映画なので間違いはあるにしても
騎兵はその合間を縫って後方に抜けるって機動ができたように思えます。
それを考えると、

1:中央を破壊してから(つまり歩兵部隊そのものを瓦解させてから)後ろに抜けなければ意味がなかったから
(中央が残ったままだと突破したところでなんの意味もなかったから)

2:隙間を縫って後ろに抜けるという行為には射撃による被害が伴うので、それによって騎兵の戦力が残らないほどの大打撃を受けることが見込まれたから
(すり抜け自体に大きな損害が生じる)

3:方陣の群れの奥に横陣があって、無理やり合間を縫って、騎兵そのものの突撃力もない状態で突っ込んでもポケットされるだけで抜ける見込みはなかったから

等、様々な事情があってそれをしなかったのであろうと思うのですが
実際のところ、できなかった事情というのはなんなんでしょう?