H2Aロケット打ち上げ成功 情報収集衛星を予定の軌道に投入
朝日新聞デジタル 1/12(金) 14:04配信

H2Aロケット48号機が12日午後1時45分ごろ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
政府の情報収集衛星「光学8号機」が予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。

H2Aの打ち上げ成功は、42機連続。

情報収集衛星は、安全保障に関する情報収集や、大規模災害時の状況把握をする。
カラーで地上を撮影できる光学衛星と、夜間や曇天でも地上を撮影できるレーダー衛星がある。

内閣衛星情報センターによると、データを高い解像度で地上に高速送信する「データ中継衛星」を含めて、5機が設計寿命内で運用中だという。
政府は将来、これまでとは異なる時間帯に撮影できる新たな衛星も含めた10機体制の確立をめざす。
光学8号機は2018年に打ち上げた光学6号機の後継機。

H2Aの打ち上げは50号機までの計画で、残り2機となった。 国の大型ロケットの運用は、後継機の新型ロケット「H3」に移行する。

ただ、H3の初号機の打ち上げは昨年3月に失敗。 2号機の打ち上げは今年2月15日に予定されている。

H2Aロケット48号機の打ち上げは、当初11日を予定していたが、天候悪化のため、1日延期されていた。(玉木祥子)
https://news.yahoo.co.jp/articles/284880846e6bb0ad3a7a0400f755c885f7870dba