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ギガキャストの逆を行くまにあ車

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1560318.html
進化型GRヤリスはクラッシュリペアに配慮 フロントは3分割の「早川さん分割バンパー」に

また、GRヤリスのトピックである新開発8速AT TGR-DATには、ラリーチャレンジにおいて、トヨタ自動車 代表取締役副会長 早川茂氏も参戦。アマチュアラリードライバーとしてのデータが取られていたほか、そもそもレースシーンへのデビュードライバーは早川氏だった。

齋藤氏によると、早川副会長もフロントバンパーのスミをヒットし壊してしまうことがあるという。プロもアマも、結構壊してしまいやすいパーツであり、その際の費用負担も厳しいパーツになっていることを理解した。

 そこで、進化型GRヤリスではフロントバンパーを3分割にしたという。3分割にすることで、右をヒットしたら右のパーツだけ、左をヒットしたら左のパーツだけ交換すればいい。ユーザーにとってはうれしい変更になる。

 ただ、これはトヨタにとってはうれしくない変更になる。3つの部品となることで組み立ての手間は発生し、部品管理の手間も3倍増になる。生産コスト、保管コスト、管理コストなどが増大してしまう。
その点を齋藤氏に聞いたら、「問題ありません、ドライバーファーストです」とのこと。ユーザーにレースでどんどんGRヤリスを使ってほしいし、そのためユーザーにメリットが発生するなら、それで問題ないという。この答えを聞いたとき、正直ちょっと感動した。コストメリットを追求するのが大切な会社が、それよりもユーザーメリットを追求しているのだ。
もちろん、それは長期的にロイヤリティという形でトヨタの利益になるかもしれないが、その決断をスパッとできていることに感動した。