>>815
そうですが、それもプラスマイナスが、あるのですよ。

ロシアの場合、契約兵が主体ですから、期限があるわけです。つまり、ずっと募集が必要な自転車操業なんですよ。

そして、今、応募が増えているのは、口コミなんですよ。ロシア政府が宣伝したからといってその宣伝を信じられて、そう増えるものではないのです。

近所の誰それが契約兵でいってきて家を建てたとか、無事にかえってきたとか、そういう口コミなんですよ。だから、現場の状況が酷いとか、死傷者が多いとか、本当に必要な状況になると、応募は逆に少なくなるのです。そしてロシア軍は、兵士の損耗に過敏にならざるを得ないのです。今もロシア軍は砲爆撃が中心で、見に行ってウクライナ軍が退却したり反撃が少なくなると進むというのが基本なんです。もちろん、例外もありますが。

それに対して、ウクライナ軍は、一般人をかなり強引に強制動員してきました。兵士の数は今まで潤沢だったのです。砲爆撃の劣性を、兵士の数の優勢が補っていました。戦前の日本軍でも赤紙(徴兵令状)は1銭5厘だ。兵器や軍馬の方が高価だとか言われていましたが、ウクライナ軍もずっと人海戦術をとれていました。果敢に攻撃や、死守的な命令もよくされます。

しかし、それにも弱点があるのでしょうね。昨年の11月くらいから、なぜかウクライナの強引な動員に影がさしているのです。

そして今さらなる強引な動員を模索しているのですが、ゼレンスキーは軍が音頭をとれと言って、ザルジニーは動員や戦費は政府の仕事と言って、お互いになすりつけあっています。

(少し前まで「ロシア兵は畑でとれる」と宣伝する人が多かったのをご存知ですか。畑で兵隊がとれるわけはありません。しかし、もし、この比喩を使うとしたら、一般人を強制動員を)