米保守系の元看板キャスターがロシア入り プーチン氏応対検討か

 米ブルームバーグ通信は5日、関係者の話として、ロシアのプーチン大統領が米保守系FOXニュースの看板キャスターだったタッカー・カールソン氏のインタビューに応じることを検討していると報じた。カールソン氏はトランプ前米大統領に近く、米保守層の世論形成に影響力があることで知られる。

 報道によると、カールソン氏は先週にモスクワ入り。ロシア紙イズベスチヤに対し、プーチン氏のインタビューについて「そのうち分かる」と答えたという。

 カールソン氏は、ウクライナ侵攻に関してロシア側に肩入れし、バイデン政権によるウクライナ支援には懐疑的な見方を示す。11月の米大統領選に向けた共和党の候補指名争いでトップを独走するトランプ氏は、カールソン氏の副大統領候補選任を検討していると述べたこともある。

 FOXニュースは昨年4月、カールソン氏の退局を発表したが、理由は明らかにしなかった。カールソン氏は保守層に人気がある一方、陰謀論を唱えたり人種差別的な発言を繰り返したりして批判も浴びていた。【ワシントン鈴木一生】