昨日のISWレポートを抜粋

ロシアのオンラインコミュニティは、大統領プーチンがアメリカ人メディアパーソナリティのタッカー・カールソンとのインタビューで、ウクライナ侵攻に関するクレムリンの常套句を繰り返すだけで、新しい情報は提供しなかったと指摘しました。

著名なロシア人軍事ブロガーたちは、プーチンは何も新しいことを言っておらず、このインタビューは根本的に新しい議論を展開したり、ロシア市民に訴えかけるよりも、西側の主流メディアへの浸透を意図したものであると主張しました。[1]
ある軍事ブロガーは、プーチンはソーシャルメディアに積極的に関与しているアメリカ人に向けてロシアの外交政策を宣伝することを目的としており、使い古されたクレムリンの常套句を繰り返すのは、アメリカ国民向けのウクライナ侵攻の正当化の要約であると説明しました。[2]
また、ロシア大統領府に近い情報筋も、野党系メディア「メドゥーザ」に対し、プーチン氏のインタビューはロシア国民向けではなく、西側での情報効果とヒステリーを創出することを意図していると語りました。[3]
メドゥーザのインタビュー相手の一人は、インタビューの副次的目標は、インタビューの人気からプーチンが依然として世界的な議論を形成できることをロシア国内の視聴者に示すことだと付け加えましたが、プーチンの成功度については評価しませんでした。

一方、クレムリンは、インタビューを西側の情報環境を形作るための大成功で人気のあるロシアの取り組みとして提示することに重点を置き、インタビューはプーチンが影響力のある世界的指導者であることを示したと主張しました。クレムリン報道官のドミトリー・ペスコフは、プーチンへのアメリカの関心は「否定できない」とし、クレムリンは海外での反応に興味を持っていると同時に、国内の反応を注視し続けていると述べました。[4]
ロシア占領当局は、インタビューが6000万回以上視聴されたという主張を祝賀し、世界はプーチンの意見と彼の「真実」にますます興味を持っていると主張しました。[5]

https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-february-9-2024

いつも通り記事の最後に番号のソースあり