ウクライナがロシア軍のスホーイをまた撃墜、3日で計6機の大戦果に
Forbes JAPAN 2/21(水) 9:30

ウクライナ空軍は最良の弾薬が絶望的なまでに不足している。射程145kmほどの米国製パトリオット地対空ミサイルシステムもそうだ。
もっとも、ウクライナ空軍がミサイルを浪費することはそもそもほとんどない。
そのため、在庫が減っているパトリオットを発射した場合、目標を撃ち落とし損ねることはめったにない。

だからこそ、ウクライナがより多くの弾薬を必死になって求め、政治的な努力を続ける状況にありながら、ウクライナ空軍はロシア軍の戦闘爆撃機を
この3日間で6機も撃墜したのだ。 これはロシア空軍が耐えられないほどの高い損耗率である。

「ロシア軍機はどんどん墜落している!」。 ウクライナ国防省は19日、そう戦果を誇った。
撃墜した6機は、複座のスホーイSu-34戦闘爆撃機4機と単座のスホーイSu-35戦闘機2機である。

Su-34はロシア空軍最高の超音速攻撃機だ。 ウクライナでは最近、主に近接航空支援任務に投入されており、前線方面に高高度で機動展開し、
40kmほど離れた距離からKAB精密滑空爆弾を発射している。
超音速機のSu-35は航空優勢を確保するための制空戦闘機で、Su-34の護衛にあたる。

6機のうち3機は、17日にウクライナ東部アウジーイウカの東100kmあたりの上空を飛行中に撃墜された。
アウジーイウカから撤退するウクライナ軍部隊を滑空爆弾で攻撃するために、編隊を組んでいたもようだ。

ウクライナ国防省は、18日に4機目のスホーイを撃墜し、19日にさらに2機を南部のアゾフ海上空で撃墜したと主張している。

撃墜に使われたのは、すべてウクライナ軍のパトリオット2(PAC-2)型だった可能性がある。
もっと言えばその可能性が高い。 ウクライナは米国とドイツからPAC-2を計3基供与されている。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e851e734e8909f301d7342317d936f7497d40388

このペースで貴重なSu-34/35を磨り潰すと、例えウクライナ戦争で判定勝ちをロシアが収めても、その頃には極東や欧州方面で優勢な
西側空軍と戦える機体が無くなってしまうから、ウクライナ軍の弾薬ミサイルが完全に枯渇しない限り損害は嵩みそう。