またロシアかよ


 フランスで昨秋に起きたトコジラミ(別名・南京虫)をめぐる騒動について、マクロン政権のバロ欧州担当相は1日、ロシアにつながりのあるアカウントがSNS上で大量に情報を拡散させていたと明らかにし、ロシア政府を批判した。目撃情報を人為的に増幅させてトコジラミの蔓延(まんえん)を実態以上に印象づけ、仏社会を混乱させたとの見方を示した。

 トコジラミはカメムシの仲間で、マットレスやイスのクッション部分のすき間に潜み、人の血を吸う。フランスでは昨年9月ごろから映画館や交通機関で見つけたという写真や動画がSNSで拡散。一部の学校が休校に追い込まれるなど、世界中のメディアがパリ五輪を前にフランスで起きた「パニック」を伝えた。

 目撃情報が寄せられた交通機関などは清掃や消毒を行い、仏政府も駆除対策に乗り出した。一方で、仏政府は地下鉄や高速鉄道で報告された目撃情報は事実と確認できなかったと発表。トコジラミの蔓延を示す科学的根拠はなく、トコジラミの増加が事実かどうかは分からないままだった。

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