ロシアで人民元調達コストが上昇、流動性も乏しく−外貨アクセス細る - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-05/S9VCTLDWRGG000

>ロシアで人民元建て資金調達のコストが上昇し、元の流動性が枯渇しつつある。はるかに高い国内金利に直面し、
年内に相次ぐ債務償還を抱えるロシア企業にとって、外貨へのアクセスがいっそう難しくなっている。

>ロシア内の人民元の流動性が十分でないことや輸入業者の需要が元建ての借り入れコストを押し上げている。


>ロシア中銀は昨年1年間で政策金利を2倍余りに引き上げた。モスクワを拠点とする
コンサルティング会社ヤコフ&パートナーズによると、これにより企業の金利費用は
最大1兆2000億ルーブル(約2兆円)増加した。

>ノリリスクのセルゲイ・マリシェフ最高財務責任者(CFO)は先月記者団に配布した発表文で、
「現在の現実を踏まえれば、債務の平均コストは上昇する」との見通しを示した。

>同社の利払い費用は昨年8億ドル(約1200億円)だったが、今年は10億ドルに達する見通し。
侵攻前の最後の1年となった2021年は3億1500万ドルだった。ロシア最大の石油会社ロスネフチは
昨年10−12月(第4四半期)の金利費用が前年同期比で50%増加したため、債務返済を加速させている。


>ロシア中銀によると、人民元建て社債の平均発行利回りは昨年1年で約2ポイント上昇し、6%に接近した。

>ブルームバーグ・エコノミクスが算出したところ、モスクワ証券取引所での人民元の短期借り入れ
コストは変動が極めて激しく、今月1日には15.7%に急騰、その3日後には4.1%に低下した。
中国の主要銀行がモスクワの人民元市場とオフショア市場の接続に消極的なことが主な要因である
可能性が高いと、ブルームバーグのエコノミスト、アレクサンドル・イサコフ氏が指摘した。


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