T-38の後継機として開発されたT-7AはSUPTのシラバスに準拠するよう作られているが、ATTは実戦部隊での運用に焦点を合わせたT-7Aと異なる性格の訓練機で「新人パイロットのステップアップはもちろん熟練パイロットが飛行コストの高価な第5世代戦闘機の代わりに使用して訓練を行うことにも役立つ」とAir Force MagazineやTheDriveは指摘している。

つまり米空軍が新たに調達を検討してるATTは「新人パイロットが実機デビューを果たすための橋渡し的な役目」と「飛行コストが高価な第5世代戦闘機の飛行訓練を肩代わりできる役目」を満たす必要があり、SUPTでの訓練を目的に設計されたT-7AではATTの要件を満たさない可能性があるという意味だ。