アメリカの世界最初の実用ステルス戦闘機、F-117があのように「カクカクした三角形」の見た目なのは、設計する時に使われたコンピューターが当時のものの処理能力ではまだ完全にレーダー波の反射を計算できないので、できる範囲で解析して設計したらあのような形にするしかなかった……ということなのですが、
仮に当時もっと処理能力の高いコンピューターがあったのであれば、ああいう見た目にはならず、F‐117の時点でF-22やF-35のような「ステルス戦闘機」になっていたのでしょうか。
それとも、F-22他のような機体形状になるにはコンピューターの能力以外にも設計上のブレイクスルーが必要で、F-117 開発の段階でコンピューターの技術が進んでいても、基本的にはF-117のあの機体形状のまま、「カクカクしていない三角形」の機体になっていたのでしょうか?


それと、F-117の発表以前に、実態がわからないまま「ステルス戦闘機」がまだF-19と呼ばれていた頃に、アメリカのメーカーが出したプラモデルで「ソビエトのステルス戦闘機」としてMiG-37というものがありましたが
https://www.scalemates.com/kits/italeri-821-mig-37b-ferret-e--282109
後の目で見るとこちらの方がずっと「ステルス戦闘機」としては正しいですよね。

確か発売当時は「」ステルス機がこんなにカクカクしているわけがない」として評判が悪く、発売後にF-117やF-22が公表されたらこちらの方が正しかった、となってしまいましたが、このプラモの発売当時だと「カクカクしているほうがステルス機としては正しい」という知見は一般にはなかったと思います。
F-117が公表されたら「実は全然似てないしステルス機としての能力も低そう」という評価になってしまっった、F-19 として発売されていたプラモデルも、曲線形をしていましたし……。

このMiG-37のプラモデルの「正しい」デザインは一体どこから出てきたのだろう、というのが謎なのですが、このプラモが発売された当時(1987年発売だそうで)なら、既に「正しいステルス機はカクカクした外形をしている」ということは、軍用機の知識がある人になら知られていたのでしょうか?