>>513
1880年代までは砲の発射装薬が黒色火薬で初速をあまり速くできなかったので、近距離砲戦で重い弾をぶつけることが相手の装甲を打ち破る手段だったために34cm台の主砲も使われていた
そこに無煙火薬(コルダイト)が登場すると砲弾直径を大きくしなくても砲身を長くして高初速で撃つことで相手をアウトレンジして貫通力の高い砲撃を行えるようになり、前弩級戦艦のモデルになった英戦艦マジェスティックの登場で12インチで40口径台の主砲がデファクトスタンダードみたいな形になった
あと主砲や副砲をなるべく同じもので揃えれば弾薬の補給や砲の整備・訓練が容易になり、実戦時に統制のとれた射撃ができるようになる(英海軍に範を取った日本海軍はそれで日清・日露戦争で勝利できた)