>>636
もう一つは危機のスピードの問題 WW1の頃は軍事危機にあたって敵性国が動員令を発してから準備が出来た侵攻軍が国境に現れるまで数日の余裕があった 意思決定もそのペースで実施される WW2で日独軍は開戦冒頭に航空攻撃を実施して敵国の戦力を粉砕してから侵攻してきた 時間単位での意思決定が要求されるようになり陸軍の組織とはスピードが異なる様になった
さらに現代はミサイル弾道弾で攻撃を受けるので分単位での意思決定が要求される なので空軍の組織は陸海と分けないと機能しなくなったんだ
現在の日本を例に挙げると日本の防空を担当する空自の司令部(作戦システム運用隊)は在日米軍横田基地内に設置されて米太平洋軍の指揮下で防空対処を行なっている 海自のイージス艦もこの司令部の指揮下だ 敵性国がアメリカ領に向けて大陸弾道弾を発射した場合には米軍の指令で直ちにミサイル迎撃して阻止する体制が構築されている
陸自はこんな速度で対処する必要は無いので蚊帳の外 なので現代戦では空軍が最も重要視されている訳 核保有国だと戦略ミサイルも空軍の装備だしね