>>736
日本陸軍が模範とした(まあ身も蓋もなく言うとコピー元(独自発展しているにしても)だが……)フランスのオチキスMle1914機関銃も本体/三脚架込の重量はほぼ同じなのでそんなもの。

日本の場合「機関銃は必要な時に必要なだけ連射するもので、何百発も連続して撃つことは通常ないので装弾数や長時間持続射撃性能に拘る必要はない」としていたから弾帯式の機関獣にはさほど必要性を感じてなく、弾帯式は故障の頻度が上がって信頼性が下がるし整備の手間も増すので絶対的に必要だとは考えていなかった。
また、水冷式は大陸(要は満州だね)での使用を考えると冬季に凍結して問題になること確実だし水の入手に難のある大陸での使用には向かない、と考えていたので水冷式への希求も小さかった。
重量があることも「どの道機関銃を活用するには大量の弾薬が必要で、そのためには弾薬手が多数随伴する必要があるのだから担ぐ人手にも苦労しない」と考えたので軽量化への要求も小さかった。
むしろ軽量に作ることは反動を樹分に吸収できなくなって射撃精度が落ちる、と考えられていたので。

ということで使用者的には対して問題ではなかったのだけれども、「でも軽いほうがいい」「これからの陸戦は高速機動戦だ」っていうのもあったのでより軽量な後継が作られる。
でも結局十分に入れ替えられることもなく、そもそもの「これからは機動戦向きの軍隊に生まれ変わるべき」っていう方針自体が貫徹できなかったので、「そういうものもある」という程度に終わった。