誰がどう考えても、1944後半の比島作戦後(と言っても現地・山下軍は終戦まで抵抗を継続)は、もう海軍関係は解体して陸軍に一本化。

戦闘機の生産リソースは、四式戦「疾風」と、五式戦に集中させ、本土上空でのアメリカの航空優勢を努めて長く拒否しつつ、時間を稼ぎ、
既に欧州で顕在化しつつあった米英とソ連の対立を計算にいれつつ、少しでも有利な条件での講和(条件降伏)を模索するのが「健全な戦略」でしょう。

アメリカの核は頭痛い問題ですが、実はアメリカ関係者も、WW2後の通常兵器のアンバランスさには気づいていた。
アメリカ自身もいつまでも欧州止まれず動員解除、イギリスは疲弊し、フランスはカス。
ドイツはたった今、たたき潰したばかり。

そういう状態で、本当に日本の軍事力を解体すべきなんだろうか?と。
ましてやダウンフォール作戦(オリンピック作戦、コロネット作戦)を本当にやるの?と。
そして、日本を占領後、結局は再軍備して警察予備隊に自衛隊。そして今もまた米チャイナ対立でパワーバランスの一旦を担わされています。

こんな戦略環境で。
間に合いもしない烈風に狂奔してた連中って。
グロテスクだろ。

烈風、烈風って、自分には三菱と旧海軍関係者の「言い訳」にしか聞こえないんだよね。
本質は「2000馬力級の戦闘機開発に失敗した挙げ句、成功した陸軍へのリソース集中を妨害」した。
そして、それを正当化する「錦の御旗」が「烈風量産の暁には、連邦などあっという間に叩いてきれるわぁぁぁ!」でしょ?
その頃には、ジェット機飛んでるでしょうが。