「核戦争に備えているか」と問われ、プーチン氏「もちろんだ」…ウクライナ支援の米欧けん制か

ロシアのプーチン大統領は13日に報じられたロシア通信と国営テレビ「ロシア1」のインタビューで核戦争に備えているかとの質問に「軍事技術的な観点から言えばもちろんだ」と答えた。侵略するウクライナを支援する米欧をけん制する狙いがあるとみられる。

「我々の核のトライアド(3本柱)は他のどの国よりも現代的だ」と語り、陸海空軍で新型核ミサイルの開発と配備を進めていることを示唆した。米国が核実験を行えば「我々も同じ事ができる」と語った。ただ、ウクライナ侵略で「大量破壊兵器が必要な局面はなかった」とも述べた。

 侵略の停止をめぐっては「(米国と)交渉する用意はあるが、現実に即したものでなければならない。ロシアの安全を保障するものでなければならない」と主張した。占領地を露領土と認めることが前提と改めて強調したとみられる。