OKMに所属するBeobachtungsdienstは英国海軍の暗号をほぼ全期間、時期によって暗号変更による精度の問題はあるが解読していた 特に有名なのは大西洋の船団運用情報の解読で解読情報からUボートを集結させた狼群作戦で大戦果をあげた 米海軍もそうだが大洋上を進む船団の進路にたまたま複数の潜水艦が集結している訳がなくて、狼群作戦が成立した場合は最初に情報漏洩を疑わないといけないと言う戦訓になっている
英海軍の暗号はティルマンが発明したStencil Subtractorが1944/1に導入された事と1943/12のベルリン空襲でBendlerblockが爆撃の直撃を受けて過去の解読情報と人材機材を失い、解読能力が減衰した44年から解読不可能になる 北岬沖海戦はドイツ海軍が解読に成功していた最後の例になっている