富野監督は「マンガの中には文芸作品を超えるものも出始めている。そういう時代です。
 ファンは、マンガやアニメを一面的に見て、喜んでいいけど、
 プロになるぞ!という人はかなり広い視野を持っていかないといけない。
 そういう意味では、目標とする人ができた。
 宮崎監督がとんでもない作品を作り、アカデミー賞をとった。
 なぜとんでもないかと言うと、ハッピーエンドではない。
 こんな面倒くさいアニメができてしまって、アメリカで賞をとった。
 アニメやマンガの仕事をやりたいと思っている若者は、なめてもらっちゃ困る。
 本当に命を賭けないと、宮崎監督や『ONE PIECE』を超えられない。
 宮崎、潰すぞ!と皆さんが頑張ってください。僕にはもうできない。
 宮崎アニメがあったおかげでアニメ、映画自体が変わっていく」

富野監督は「僕にとっては高畑監督というのは師匠です。師匠と一緒にこうやって上映されるのは、
 いいんだけれども、ちょっと照れるな。『赤毛のアン』、俺もやっているんだからね!」

富野監督の新作も気になるところで、劇場版「Gのレコンギスタ」を終えた後のインタビューで、
「ヒミコヤマト」という新作を構想していることを語っていた。

富野監督は「宮崎監督はいちいち引退って言うけど、僕はまだ引退って言ってないからね!」
と力強く語っていた。

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富野は3本の企画が進行中
2本はロボットもので1本はヒミコ・ヤマト
ヒミコヤマトは福井が脚本で、卑弥呼が海底に沈んだ戦艦大和をくっつけて復活させる