紫式部の時代から使われてるし
銭形平次でも使われてる

>幽鬼か、神か、狐か、木精こだまか、高僧のおいでになる前で正体を隠すことはできないはずだ、名を言ってごらん、名を」
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)

>すつかり窶やつれ果てて、冥土あのよから來た幽鬼いうきのやうに、物をも食はずにうめき續け、お濱はすつかり怯おびえ切つて、部屋の隅に踞うづくまつたまま、涙も涸かれさうに泣いてゐるのです。
銭形平次捕物控:064 九百九十両 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)