>当然ながら旧ソ連でもロシアでも中級幹部レベルに大幅な独断専行は一切許してこなかった歴史の積み重ねが有る訳で

他に、冷戦期の米軍の対ソ連マニュアルでも独断戦争、つまり下位への自立行動の推奨を目指しているとの言及あり。
各種米軍資料を鑑みると・・・

大隊長以上:限定的ながら任務指揮(的ななにか)を導入し自立行動を目指していた。
中隊長以下:独断専行など一切許されない、絶対命令指揮。

ここが境目
で中隊以下では下記の米軍分析の通り

ロシアの戦術:
 戦術体系の基礎
  →第二次大戦後の地上軍が基礎
  →大量の戦闘力を迅速に投射する能力が不可欠
  →つまり戦車、自動車化狙撃兵、砲兵を重視した大量動員軍を志向
  →核兵器の登場やなどの変化があったがロシアの基本は大量動員軍である

 大量動員軍の継続
  →現在のロシア軍の戦術にも影響
  →部隊構成の基本は大量の徴兵を率いる高練度の職業軍人将校
  →ソ連の兵役期間は2年間、つまりソ連の戦術は単純で効果的で2年間で習得できる必要がある。
  →2年兵役への転換は旧ロシア皇帝軍の喪失を意味する
  →個人的なイニシアティブの発揮は奨励させず望まれない。
  →多数の任務を平均的にこなすよりも、単純なタスクを非常にうまく行う方が良いという認識。