紅海と黒海についてUSMCの将官もこう評価しとるんだな

黒海と紅海から学ぶ海洋拒否に関する4つの教訓 クリストファー・マホニー将軍 Defencenews 2024年6月19日
まず、そして最も明白なのは、相対的な力関係が重要であるということだ。紅海における連合軍とフーシ派の力の差は、黒海におけるウクライナとロシアの海軍力の差よりもはるかに大きい。ウクライナ軍は装備が充実しており、NATOの情報と技術に支えられており、海軍力のそれほど強くない敵と対峙している。
対照的に、フーシ派の勢力はこれに匹敵する支援を欠いており、世界有数の海軍力、すなわち米軍と連合軍の駆逐艦とフリゲート艦6隻からなる米空母打撃群に直面している。
第二に、沈没した船の数を数えることは成功の浅はかな尺度である。この基準を使えば、ウクライナの成績は明らかだ。しかし、客観的な評価をすれば、フーシ派の海上封鎖作戦が世界の貿易ルートを変え、世界経済に損失をもたらし、国際的な知名度を高め、そしておそらく最も重要なのは、米国の海軍艦艇の需要が供給を上回っている時期に、米国の海軍力のかなりの部分を拘束していることも明らかになるだろう。(中略)
最後に、これらの海上紛争は、地上部隊は位置特定や撃破が難しく、頑固に生き残る傾向があることを示している。