2回目の「越夜」成功 月面探査機SLIM JAXA
時事通信 3/28(木) 11:56配信

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、日本初の月面着陸に成功した小型無人探査機「SLIM(スリム)」との通信を再開したと発表した。
約2週間続き、マイナス170度に達する月の夜を越えるのは、1月の月面着陸後2回目。

SLIMに搭載された機器類は、「越夜」時の低温に耐える設計になっていない。
JAXAによると、2月25日に1回目の越夜に成功後、科学観測用の特殊なカメラは機能を失ったが、通信などその他の機能は維持されているという。

SLIMは1回目の越夜の後、再び月が夜を迎えた3月1日未明に休眠。太陽電池への日照が回復した27日に再起動し、通常の光学カメラで月面を撮影、
写真を地上に送信した。 

月での越夜を巡っては、2月に民間企業として世界初の月着陸に成功した米国の探査機「ノバC(愛称オデュッセウス)」が今月下旬、休眠後に
通信機能が回復せず、運用を終了している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa9324d64261bb503272298797ddafeef6412b14

流石にメインカメラは故障したままだから、観測再開しても入手できる情報やデータは限られたものになりますが、初代はやぶさの次ぐらいには
しぶとい探査機だなSLIM。

流石に深宇宙で一度完全にロストしてから通信回復/リカバリーして地球帰還達成・・・ なんてケースは今後数十年は無さそうだし。