今朝、ロシア軍がヴォルチャンスク市北部に布陣し、西側から接近中であるとディープ・ステートが報じた。

ヴォルチャンスクの西側ではロシア軍は2つの目的を持っていると思われる。そちら側からヴォルチャンスクに侵入することと
南西からヴォルチャンスクに通じる高速道路を寸断することである。
ほぼ完全に占領したブグロヴァツカから約5キロの距離である。
これによりヴォルチャンスクを部分的に包囲することが可能になる。

午後になって、市内の状況が悪化しているとの報道が出始めた。ウクライナの警察官は、激しい銃撃戦が背後に聞こえるビデオを公開した。
警察は、「ロシア軍がヴォルチャンスクの通りに陣取っている」とし、状況は「極めて困難」だと述べた。

ビルト紙の軍事専門家ジュリアン・レプケは
「ヴォルチャンスクでは、ウクライナ軍の状況が悪化の一途をたどっている
ロシア軍はヴォルチャンスク市とその周辺に進軍している」
「北部郊外では掃討作戦が展開されているという昨日のウクライナ軍公式発表は単なるPRに過ぎなかった」
と書いている。

ロシアのパブリックスによると現在、ロシア軍はボルチャンスク市の中心部に近いボルチャンスク骨材工場
の工業地帯を襲撃しているという。ウクライナはこれを確認していない。

しかし、ヴォルチャンスク周辺の状況は、ウクライナ軍にとってますます不利になっていることは明らかである。
前日、AFU参謀本部は、ヴォルチャンスク近郊の多くの陣地の放棄を確認した。