イラクの反米派民兵の基地が昨晩攻撃されてかなりの規模の爆発・火災が発生したらしい。どこがやったかは不明。規模からすると最近頻発しているイラク国内の民兵集団間の抗争ではないようだ。で、これはイランが攻撃された一昨晩の話とは別。一昨晩についてはイラクや中東の英語ニュースメディアからは具体的に地名を示して攻撃があったという話はでてこなかった。

今週は日曜からイラク首相が今後のイラクとアメの関係を話し合うとして訪米していたが両政府の声明文には駐イラク米軍の撤退についての言及は一切なく、経済面での話ばかりで、イランのイスラエルに対する報復攻撃や駐イラク米軍のイスラエル防衛行動に関する話も全くなし。

その後イラクの首相はアラブ系アメリカ人の多いアメリカの都市を訪問してアラブ系アメリカ人と話し合いをするとかでもしかするとまだイラクには帰国してないかもだが、イラクの置かれている立場や周辺状況を考えると即帰国しないってのはもの凄く違和感がある。

今回の反米派民兵基地への攻撃や駐イラク米軍撤退の話が立ち消えになっている辺り、今後イラン対イスラエルよりイラク国内での反米派民兵対米軍や現首相の対立の方が大事になるかも