T-7A以外の選択肢が取りにくい理由は日米双方にもあります

まず、新規開発の場合は設計開始から練習機として部隊運用開始まで10年はかかるからです
日本が練習機開発に取りかかれるのは最短でも2028年スタートです
2028年から10年ともなれば2040年に近くなっています
T-38はとっくに限界を超えており、T-4も2028年には量産初号機から40年経過になる
その状況で更に10年の時間を費やすという選択は現実的じゃない
老朽機に多額の費用をかけて改修したり、繋ぎの機体を導入するのも経費的に無駄
そこまでして練習機開発に拘る理由が日米双方にはありません

それと、日米双方練習機開発には出来るだけ費用をかけたくないのは日米双方一致しています
日本側も将来練習機と教育体系についての研究をしていません
日本側が練習機開発を熱望してたのなら、いくらなんでも何もしなさすぎ
アメリカ側もT-7Aの原型機はボーイングの自社制作BTX-1で開発に金をかけていません
いくら何でも開発費をろくに出さないのに開発だけはしっかりやれというのは限界があります
どう見ても日米双方が練習機開発を大々的により、主導権争いをしようなんて状況にはなりにくい

そういう状況では金がかかけずに使えるものを使った方が得という判断になっていきます