>>452
T-7Aに採用のACES5は元はF-35用に開発されたACES IIの改良型だが、同じ広範囲な体格(体重)に対応可能なMartin-Bakerの射出座席Mk.16に当時の選定では敗れている
(Mk.16は結局、米軍ではF-35とT-6の新造機とT-38の更新用として、それ以外ではタイフーン、ラファール、T-50、M-346等に採用された)
T-7AのACES 5採用は空軍がF-15、F-16、F-22、A-10、B-1、B-2のACES II更新用として既に大量採用を決定していた事が影響したのは間違いないが、結果として最初のテストはT-7Aで実施される事になり、F-35用で性能未達で敗れて以降、改良が十分でなかった事がそこで証明される形になった
空軍は2011年にも参謀総長の肝煎りで米軍のF-35シリーズの射出座席をACES 5に変更してコストダウンを図ったが当然の如くこの今更な計画は実現には至らなかった
(ACES IIの開発はマクダネルダグラス、後にBFグッドリッチがボーイングから権利を買い取り同様に買ったズベズダのK-36の技術でACES 5に発展、グッドリッチがユナイテッドテクノロジーに買収された為、現在はコリンズエアロスペースが製造と変遷がありかなりややこしい)