「ウクライナの防空に関するドイツのイニシアチブは失敗した」

ポリティコ紙がこんな見出しの記事を掲載した。
同紙によればベルリンはパトリオット・ミサイル防衛システム3基の引き渡しを約束することでウクライナを助けようとし
同盟国にもそれに従うよう1カ月かけて説得したという。しかし、「ほとんど誰も」応じなかった。

スペイン、ギリシャ、ポーランドは拒否した。ルーマニアは考えることを約束した。
スイスは新たに5基の配備を命じたがウクライナに何かを引き渡す計画については
何も言わなかった。

「欧州にはリーダーシップがなく主役たちの結束もない。ドイツ国防省の元参謀長で現在はCEPAシンクタンクの研究者である
ニコ・ランゲ氏は、「危機感は高まっておらず、むしろアメリカが公約通りに戻ってきたという安堵感がある」と語った。
専門家によれば、西側諸国がウクライナへのパトリオットミサイルの供与に消極的な理由
のひとつは、その高額なコストにある。また自国の防空力を弱めたくないという理由もある。

Germany's Ukraine air
defense initiative falls flat

ゼレンスキーはウクライナがNATOサミットで7基のパトリオット・バッテリー
を受け取ることを期待していると書いた。